2010年7月 7日
神奈川県歯科医師会第8回学術大会(介護現場での口腔ケア3)
神奈川県歯科医師会第8回学術大会抄録 (口腔ケア)
「介護現場で実現可能な口腔ケア時間-短時間で最大効果の清掃テクニック-その3」
大沼香織、会田康子、前田佳子、本田栄子、三田京子、大塚佳子、中尾響子、吉田文枝、松川美沙、木伏佐知子、喜友名葉月、高橋淳、藤林泰介、若井千重子、桜井宏至、蕭敬意
中区歯科医師会 太洋歯科クリニック
介護保険制度の中で口腔ケアを実践していくうえで、時間と人員の厳しい環境のもとにある介護の現場においては『歯科医療従事者が実施する専門的な口腔ケア方法』とは違った、『介護スタッフによる日常的な口腔ケア方法』という視点が必要なのではないかと考えました。
以前に報告を致しました我々の調査の第1報では、調査対象の要介護高齢者において①約80%の方々が歯周病に罹患しており、日常的に口腔ケアが不足していること、②約80%の方々に口腔乾燥がみられ歯周病のリスクが高いこと、③施設の介護業務の中で行われている口腔ケアの1名に対する1回あたりの時間は約70%が1~2分程度であることなどを報告致しました。
次に第2報として、そのような条件や時間的制約下における介助磨きとしてのブラッシング方法はフォーンズ法がより効果的であることなどを報告致しました。
今回はそれらの結果を踏まえて、口腔ケアの方法としてフォーンズ法の指導を介護スタッフに対して約2時間実施し、介護スタッフによる要介護高齢者の方々への口腔ケアの清掃効果の評価を行いました。その結果、若干の知見が得られたので報告致します。
評価方法
期間 2008年6月1日~9月31日
対象者 要介護高齢者施設スタッフ及び入居者
方法 要介護高齢者への口腔ケアとして介護スタッフに対してフォーンズ法を指導し、その清掃効果をPMAを用いて評価した。
今回の結果を踏まえ、要介護高齢者の方々に対する口腔ケアのより効果的な方法、技術を介護スタッフ・口腔ケア担当者へ指導していきたいと考えております。